新型コロナウイルス感染症の影響により学校が休校になる中でも、働く保護者を支えるために開園し続けている保育園。
何故、これだけ感染拡大しているにも関わらず保育園は開園し続けているのか。
学校が休校にできるのは、
学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)
第63条又は学校保健安全法第20条の規定に基づき、臨時に「授業を行わないことができる」又は「学校の全部又は一部の休業を行うことができる」という法律があります。
ところが、保育園は….
上記のような定めた法律がないのです。
つまり、自治体の判断となり、臨時休園が出来ないのが、現実です。
例えば、感染症だけではなく自然災害の時も保育園は子ども達が登園してくる限り、通常通り勤務をしなければなりません。
下記は、経験談でお伝えします。
3.11東日本大震災の時、私は保育園で働いていました。
交通機関が麻痺し、お迎えにこられなかった保護者が数名おり、園から家の近い職員は、泊まりで勤務をしていました。
子ども達は、翌日も通常通り登園してきていたので(欠席は数名)、休める職員は電車が運休の人のみ、という状況でした。
(子ども1名に対して、配置しなければいけない保育士の人数が決まっている為)
私も、交通機関が麻痺しているにも関わらず、始発電車は動いていたので9時出勤であっても始発電車で、出勤していました。
大雪の日、普段利用していた交通機関が麻痺をしていましたが、何としても出勤しなければいけない状況で、1時間かけて歩いた時もありました。
その時も、子どもはクラスの半数以上出席していた為です。
台風の時も、同様です。
出勤が、困難になることを想定し2時間前には家を出ていました。
雨風にうたれながら、数分でも早くつけるように、それだけを考えて出勤したいたのを覚えています。
それだけ、保育士さんは子どもたちや、働く保護者のために、がんばっているのです。
コロナウィルスの感染拡大が広がっている中、保育士さんはすごく不安だと思います。
休園でなくとも、開園時間を短くするなど、働く人の目線になって何かしらの対策をとってほしいなと、強く思います!
